大学生サッカーコーチの備忘録

4月に現場デビューした大学生サッカーコーチが指導について、分析した試合について述べてゆくブログです。

森保一氏の日本代表監督就任は適切でないワケ

公式発表されてはいませんが、次期日本代表監督はU-23を率いる森保一氏になりそうですね。

個人的には、現段階において森保氏は代表監督に適任ではないと考えます。

まず第一に、W杯の総括すらなされていない中で次期監督が決定されるのは、プロセスとして間違っていると思います。欧州の指揮官を招聘したくて、交渉に時間がないならば理解は出来ますが、ハナから日本人という国籍で限定しているなら焦る必要は皆無なはず。その辺のJFAの姿勢はここ最近本当に理解に苦しみます。

第二に、東京五輪という大きなプレッシャーのかかる舞台に臨むチームを作っている森保氏に、さらなる負担を強いる必要性が本当にあるのか、疑問に思います。決して経験豊富なワケではない(広島の監督を5年務めたのみ)彼に、兼任を任せられる根拠も不明です。

森保氏の就任は、日本人が自国の代表チームを率いるという点で喜ばしいことではありますが、一方で今その選択をすべきなのか、疑問が残ります。特に会長をはじめとした、JFAという組織に対する不信感は否めません。また過度な負担を強いることで、日本を代表する監督になる可能性を持つ森保氏を潰すこともあり得ます。

土壇場で何かが変わる可能性もありますから、それに期待しつつ、今後も代表チームの様子を厳しい目で見ていきましょう。